- おう
- I
おう(感)⇒ おおIIおう【会う・逢う】⇒ あう(会・逢)IIIおう【凹】くぼんだ状態であること。⇔ 凸「~レンズ」IVおう【合う】⇒ あう(合)Vおう【応】承知すること。VI
「否(イヤ)も~もない」
おう【敢ふ】⇒ あう(敢)VIIおう【欧】「欧羅巴(ヨーロツパ)」の略。VIII「日・米・~の首脳」
おう【王】(1)国を支配する人。 (ア)君主。 中国では帝号ができてからは一等下の称号となった。 (イ)天皇。「都に~といふ人のましまして/太平記26」
(2)最高の地位を占めるもの。 同類中最もすぐれたもの。「ホームラン~」「百獣の~ライオン」
(3)将棋の駒の一。 王将。(4)皇族の男子の中で, 親王宣下がなかった者。 現制度の皇室典範では, 三世以下の嫡男系嫡出の男子。⇔ 女王IXおう【生ふ】草木などがはえる。 生長する。X「古草に新草(ニイクサ)まじり~・ひは~・ふるがに/万葉 3452」
おう【終ふ】⇒ おえる(終)XIおう【翁】※一※ (名)(1)男の老人。 おきな。(2)老人を敬っていう語。「~の業績」
※二※ (代)一人称。 年配の男性が, へりくだる気持ちで用いる。「~も此所まで罷越し待合すべし/蘭学事始」
※三※ (接尾)老年の男子の名に付けて敬意を表すのに用いる。XII「芭蕉~」「沙~(=シェークスピア)」
おう【襖】⇒ あお(襖)XIIIおう【負う】(1)(人や物を)自分の背や肩に載せて支える。 せおう。「背に籠(カゴ)を~・う」
(2)負担となるようなことを引き受ける。「責任を~・う」「義務を~・っている」「責めを~・う」
(3)傷を受ける。「重傷を~・った」「心に痛手を~・う」
(4)背後にもつ状態にある。 背負う。「太陽を~・って歩く」「上野の森を背に~・うた, 根岸の家の一間で/青年(鴎外)」
(5)(「…に負う」の形で)…のおかげをこうむる。「彼の成功は母親の教育に~・うところが大きい」
(6)借りる。「前世に彼が物を~・ひて償はざりき/今昔 17」
(7)名としてもつ。「名にし~・はばいざ事とはむ宮こ鳥わが思ふ人はありやなしやと/伊勢 9」
(8)似つかわしい様子である。 相応する。「文屋康秀は, ことばはたくみにて, そのさま身に~・はず/古今(仮名序)」
‖可能‖ おえる︱慣用︱ 始末に負えない・手に負えない負うた子に教えられて浅瀬(アサセ)を渡(ワタ)る時には自分より未熟な者から教えられることもあるというたとえ。 三つ子に習って浅瀬を渡る。 負うた子に教えられる。負うた子より抱(ダ)いた子人情の常として, 離れている者よりも身近の者を先にすること。 負う子より抱く子。負わず借(カ)らずに子三人借金がなくて, 子供が三人ぐらいいるのが幸せな家庭であるということ。XIVおう【追う・逐う】(1)先を進むもののあとからついて行く。 また捕らえたりするために急いで行く。「兄の後を~・って上京した」「蜜蜂を~・って移動する」「目で~・う」「犯人を~・う刑事」
(2)目標をめざして進む。「理想を~・う」「利潤を~・う」「暁に舟を出だして室津を~・ふ/土左」
(3)強制してその場・地位などから去らせる。「蠅(ハエ)を~・う」「故郷を~・われる」「部長の職を~・う」
(4)牛・馬などを駆り立てて先へ進ませる。「牛を~・う牧童」
(5)せき立てて先へ進ませる。 受け身の形で用いる。「雑用に~・われる」「時間に~・われる」
(6)物事の順に従って進む。「日を~・って病状が良くなる」「活字を指で~・って読む」
(7)先例に従う。「善人ノアトヲ~・ウ/日葡」
(8)先払いをする。→ 先を追う‖可能‖ おえる︱慣用︱ 顎(アゴ)で蠅を~・二兎を~/頭の上の蠅も追えない追いつ追われつ追いかけたり追いかけられたり。 力が伯仲していて, 一方が優位に立ってもすぐ他方が追い抜くことを繰り返すさま。 抜きつ抜かれつ。XVおう【饗ふ】⇒ あう(饗)
Japanese explanatory dictionaries. 2013.